ダライラマ法王の妹さん、ジェツン・ペマさんが来日されます。
チベット・サポートグループが主催して、講演会もあります。
7月5日(日曜日)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟
開場:18:00
開演:18:30「ヒマラヤを越える子供達」DVD上映あり
入場料:¥1.500
詳細 チベット・サポートグループKIKU
オフィシャルサイトはこちら →THE MISSING PEACE
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
ダライラマ法王の妹さん、ジェツン・ペマさんが来日されます。
チベット・サポートグループが主催して、講演会もあります。
7月5日(日曜日)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟
開場:18:00
開演:18:30「ヒマラヤを越える子供達」DVD上映あり
入場料:¥1.500
詳細 チベット・サポートグループKIKU
投稿情報: 16:16 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
お元気でしょうか。
「ミッシング・ピース 東京展」が終了してから長い長い時間が過ぎました。
東京展の次なる会場は、スペインのマドリッド。
1月30日、オープンしました。
代官山ヒルサイドテラスの3つの会場に展示されていた70点の作品は
マドリッドではこんな風に展示されています。
http://www.fundacioncanal.com/videos/missing-peace/
↑ ぜひ、見てください。
東京展では展示できなかった作品も見られます。
シンボルとして使われている作品は、やっぱり、この絵です。
------------------------------------------
最終的に約2万ドル、
ダラムサラの法王庁に寄付として送金することができ、
タクラさんという秘書の方から届いたとのメールも受けました。
協賛してくださった方々からの収入と、かかった経費、そして、
2万ドルの寄付で帳尻はゼロ。
すっかりクリーンなお金の出入りでした。
これで、ほんとに「ぶじ、終了した.....」と感無量です。
------------------------------------------
立派な冊子として仕上がった「報告書」を関係各社、サポートしてくださった方々に送りました。
------------------------------------------
「報告書」
たくさんの、
ほんとにたくさんの方々が支えてくださり、
参加してくださり、
「すばらしい時間」が流れた会期中。
そして、会期終了と同時にはじまった後処理。
時間がかかりましたが、それだけ、
丁寧な後処理ができたと思っています。
これで、「ミッシング・ピース 東京展」は、
すべて、
終了です。
たくさんの応援、ありがとうございました。
心より感謝をもうしあげます。
そして、これからも、
ダライラマ法王その人だけでなく、
チベットの人々やチベットの文化に変わらぬ関心を持ちつづけてくださることを祈って。
もう一度、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
「ミッシング・ピース 東京展」
木内みどり
3.12.2009
投稿情報: 12:38 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
しばらくご無沙汰しておりました。
お元気でしょうか?
------------------------------------------
ついに、
ついに、バラク・オバマ氏が大統領に就任しましたね。
眠いのをがまんして夜中の生中継で就任式をみて、
~~~うっとりぃぃ~~~
1時間ほど仮眠して、
また、
祝賀パレードを見ました。
~~~うっとりぃぃ~~~
すばらしかった!!!
オンタイムで見ている、ただそれだけのことなのに、
アメリカ国民でもないのに、
でも、
でも、
大きな感動がありました。
あたらしい希望とこれから向かう行き先を地球上のおおくの人々と共有できた...
そう実感しました。
朝、友人の建築家、エドワード鈴木さんからこんなメールが入っていました。
------------------------------------------
投稿情報: 17:13 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
「ミッシング・ピース 東京展」参加日本人アーチストの池田 一さんから
メールが届きました。
------------------------------------------
インド、デリーでかなり大きなアート展に参加、すばらしいご活躍です。
以下に池田さんからのメールを転載いたします。
------------------------------------------
明けまして おめでとう ございます。
The Missing Peaceに参加要請を受けたのが、2004年。
その時以来、Missingを行方不明ととらえ、
「行方不明の平和」を探し当てるのがいま課せられたアーティストの役割と自分流に解釈し、
毎日をその探索の旅としたい。
不穏な、きな臭い世界の情勢が押し寄せてくるにつれ、その想いは一段と強くなります。
そして、迎えた昨年2008年12月6日。
ムンバイでの同時多発テロが勃発してまもなく、次は12月6日前後にデリーの3つの空港を爆破するとの予告が----。
インド政府は、もしハイジャックが勃発した場合には、乗っ取られた飛行機を撃墜すると発表しました。
まさに、その12月6日深夜午前2時に、デリーの国際空港に到着する飛行機に搭乗。
何事もなく無事に着陸した瞬間、乗客からは大きな安堵の拍手が----。
何が起こるかわからない不穏な状況の中で、デリーでの初めての大規模なパブリック・アート・フェスティバル<48*C Public. Art. Ecology>が開催されたのです。
世界からの9人の招待アーティストを含む25のアートプロジェクトを、地下鉄8駅を乗り継いで見て回るという、画期的なスケールでの屋外プロジェクト展です。
私は、「いまや、デリーを流れるヤムナ川は、トイレットそのものだ」と嘆く人たちの声に耳を傾け、余りにも深刻なデリーの水事情を調査することから作業をスタートしました。
Missing探しの旅は、ここデリーでは、行方不明の水探し。
キャッチ・フレーズとして、語呂合わせ的ですが、
missing or promising ?
行方不明となるのか、将来有望なのか、
足元の水の流れを見きわめようという提案です。
オールドデリーの真只中、バス、車、リキシャ、オートリキシャに混じって、
牛、馬、山羊、犬、それに象までがのし歩く道路脇の、路上生活者の姿が、強烈に迫ってきます。
Metropolis Mega Dream と Community Aspirationが対決するデリーの最前線での、水を通じて都市を再構築するアートプロジェクト「WATERPOLIS」の展開です。
「WATERPOLIS: missing or promising ?」と題する野外インスタレーションは、
Chandni Chawkの駅から歩いて10分程の、市役所前にあるムガル王朝の噴水/水路跡に設置しました。
マスト5本をもつ全長約80メートルの「未来の水舟」といった形の野外インスタレーションは、巨大な作品が多い中でも最大級で、
ディレクターからは「見た全ての人が好きだ、と言ってる」との評価を受けました。
オールド・デリーの中でも、貧困層が多いと言われるサイトに、アンカーを下ろした
「未来の水舟 WATERPOLIS」は、多くの反響を載せて、次はどこへと航海するか----。
多層な階層の人でごった返すデリーから、貧困、不平等、不穏な世界の大海にどのように漕ぎ出すか----、2009年の、決意新たな船出です。
ボランティアの女子学生が、ヒンズーの言葉を教えてくれました。
“If there is water, there is life.”
そう、水は、国家、宗教、文化の差異を超えた、世界共通の言語であると、ますます確信しています。
水の重要性は誰しもが理解し、誰もが他人を思いやることの出来る、
だからこの混沌さを生き抜くのに不可欠な、いわば平和に向かうための共有言語のようなものです。
2009年の初めに、
「A More Peaceful New Year !」の言葉を送ります。
今年が、平和に向けた、より創造的な一年でありますように。
公式HP: http://www.48c.org/
ecoart spaceのブログのレポート: http://ecoartspace.blogspot.com/
You Tube:
------------------------------------------
もうすぐ、The Missing Peace Madrid からも連絡が入ります。
投稿情報: 12:25 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
新年、おめでとうございます。
どんなお正月をお過ごしでしたでしょうか?
もう明日は、七草粥。
松もあけますね。
「ミッシング・ピース 東京展」という言葉も去年のことになってしまいました。
が、こう考えています。
次なる「The Missing Peace 」開催地はスペインのマドリッドです。
1月28日オープニングです。
マドリッドがすんなりオープンして展覧会が活気を呈してくるまで、
「元・開催地」としてこのブログは続け、東京展の最終的な情報発信とマドリッド展の詳細を
載せていこうと思います。
よろしくお願いいたします。
みなさまにとってこの一年が実りおおい、たのしい一年となりますように願いをこめて。
投稿情報: 16:20 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
大晦日。
もう。
あと数時間で、2008年が終了。
「ミッシング・ピース 東京展」の最後のご報告が間に合いませんでした。
年内に終了するのがきれいな終わり方ではありますが、やはり報告はするべきですから
2009年になってしまいますが、お許しください。
年越しの準備、新年を迎える準備でお忙しい時間をお過ごしだと思います。
良い年をお迎えください。
投稿情報: 17:26 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
こんにちは。
毎日更新していたこのブログ、
毎日チェックしてますよと言ってくださる方もいて、
たのしく書いてきました。
が、
そろそろ終わりがみえてきて、すこしづつ、すこしづつ、スローダウン。
テンポの早い曲がスローダウンして、
高音が低く低くなってついには、
「ウゥゥゥゥゥっっっっ」
止まって、音がなくなり、
静寂...............................................................。
あんなかんじで終わりたいと思っています。
といっても、今日、これで終わりではありません。
「終わり」を見届けようとチェックしてくださったなら、ゴメンナサイ。
わたしとしては、
収支のバランスもお知らせして終わりたいのです。
もちろん事こまかに紹介するのではなく、
どんなことにお金がかかるのか、
どこに落とし穴が隠れているのか、
どこが肝か...。
素人が5000万円規模のイベントをやることの全体をお知らせしたいのです。
やればできる、
できた!のですから。
年齢も、
キャリアも関係ありません。
「やりたい情熱」の量と継続力。
可能な限りたくさんの方に「熱」を伝えていくその情熱。
その熱がわいてくる泉を心に持てれば、
できます。
投稿情報: 14:36 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
毎日、毎日更新していたこのブログ、「終わり」に向けてスローダウンしております。
11日に書きましたブログにコメントをいただき、
ダライラマ法王のノーベル平和賞受賞スピーチが見られるYou Tube を教えていただきました。
「ともこ」さま、ありがとうございました。
何回か、見ました。
最近の法王猊下に比べるとうんと低いお声です。
最初から最後までチベット語で話されています。
YouTube: Dalai Lama Retrospective
比較して味わうことができるように、
もうひとつ画像を載せてみます。
2006 年11月来日された時、
ミッシング・ピース東京展開催に向けてがんばりなさいと励まして言ってくださった様子を見てください。
もちろん皆が「平和」を望んでいます。人間だけでなく動物も、成長を好んでいると思います。春には鳥や動物や人間、すべてが新鮮な気持ちです。
すべてが、成長しているからです。
秋と冬は、休んでいます。
ですので、平和とは繁栄しているということです。
60億の人間の大多数は「平和」を望んでいると思います。
自分たちの人生において混乱を望む人などいません。
しかし、時々、目先の小さな利益、または権力への関心、経済的な利益、それも、
ほんの少数の人のための利益のために、何百万人もの罪もない人々に混乱がもたされます。
ですから、私たちの平和のための努力はほんとうに崇高な行為です。
そして、チベット問題。
第1に、私たちは非暴力の手段を厳しくつらぬいています。
必ずしも暴力を通じての戦いではなく、非暴力で平和的な方法によっても可能であることを私たちは世界に実際に示しています。
私はしばしば言うのですが、人々はほんとうに「平和」を求めています。
であるなら、非暴力の手段での戦いが成功するように支援すべきです。
この頃はチベット人でもだんだん多くの人が私に、非暴力、中道のやり方の結果はどうなんだと言い、オープンに批判します。
私たちに対する批判は増しています。
平和を促進するためには、非暴力でも問題を解決できると気づかせるために、なんらかの結果をもたらすこと、非暴力な方法で闘っている人たちが何らかの結果を達成することが不可欠です。
でなければ、武器を手に取らないと目的を達成できないとしばしば言うのです。
再びチベット問題ですが、見ての通りチベットは地理的にインドと中国の間にあります。
この二つの国は一番人口の多い国です。
この二つの国が、互いの信頼の元で真に友好的な関係にあることがアジアと、最終的には、世界の平和のためにとても重要です。
チベットの問題が現在のままである限り、中国の心は疑念で満ちています。
彼らは不安を感じているので、大量の軍隊をチベットに置かざるを得ないのです。
そして、インド人の心にも疑念を生み出します。
ですから本当のチベットの正常化、中華人民共和国の中で真の自治権を得られたら、
チベット人たちは満足しそれを通じて真の安定が育まれる。
そして、中国の軍を縮小することができる。
それがインドと中国の間に真の信頼を作り上げるのにとても重要な状況だと私は思います。
チベットの環境も、また、とても重要です。
中国からパキスタンまでの主要な河の源流はチベットです。(自然環境の保護が大切です)
すでにこれらの河は汚染されてるだけでなく、水の量も10年ごとに減っています。
とても深刻な問題です。
北インド全域と、中国の中心部、ビルマ、バングラデシュ、パキスタンなどの領域で10億人の人間の生活がチベットから流れてくるこれらの河に依存しています。
ですから、チベットの環境保護は600万人のチベット人の利益のためだけではなく、
10億人以上の人間の利益のためでもあります。
これはとても大切だと思います。
チベットの仏教文化の保存は、平和の文化、非暴力の文化、慈悲の文化の保存ですよね。
今はより多くの中国人がチベットの仏教文化に関心を示しています。
とても勇気付けられます。
ですから、チベットの仏教文化の保護は平和の保護の一環でもあります。
これはとても大事です。
ですから、あなたたちのチベットへの関心はとても平和とつながっています。
ですので、私はとても感謝しています。
ありがとう。
------------------------------------------
English
Peace, of course, everybody wants.
I think, human nature, even animals loves growing.
So, spring time, birds, animals, human beings, everybody you see
also the fresh feeling because of everything growing.
Autumn, winter, even animal then they remain more rest.
So, peace means flourishing.
So I think, six billion human beings, perhaps very few people otherwise
majority, all want peace.
Nobody wants disturbance in their life.
However, sometimes I think for small interest for immediate gain or
for interest for power, interest for economy, interest for few people's benefit.
Then sometimes, this brings disturbances to millions of innocent people.
So therefore, our effort for peace is really very very noble work.
And then Tibet issue.
Firstly, we strictly follow non-violence.
That means we are actually showing to the world struggle not necessarily
through violence, just a struggle can be through non-violent way through
peaceful way.
So, I often telling people in many cases, people really want peace.
If that is the case then those struggle for non-violent ways we should help
them their struggle should be successful.
Otherwise nowadays among Tibetans also now, more and more now say
openly and critisize me what is the result of Non-violent way, middle way ?
More and more criticism towards us.
So, in order to promote peace, it is very very logically very essential
to bring some result, to achieve some result (for) those people who carry
struggle through non-violence so that the rest of the other people
then feel oh through non-violent we can solve the problem.
Otherwise people often say unless take arms you cannot sort of achieve goals.
And then also with Tibet issue, because of Tibet's geographical position
between India and China.
these two nations are most populated two nation.
So, genuine relation friendship on the basis of mutual trust between
these two are very important for the peace of Asia and finally peace of the world., very very essential.
So (as long as) unless Tibet issue remains like today in the Chinese mind...
as long as the presence of situation, the Chinese mind full of suspicion.
They feel unsafe, therefore they have to put a large number of soldiers in Tibet.
That automatically creates suspicion among Indian mind.
So, genuine normalcy of Tibet within the (People's) republic of China full autonomy then Tibetans get satisfaction and through that way genuine normalcy will develop.
Then Chinese soldiers can reduce.
That is one important sort of I think the aspect to build genuine trust
between India and China.
And then Tibetan environment also very very important.
Since all major rivers which cover China up to Pakistan all these major rivers
their ultimate source comes from Tibet.
So, preservation.
Already there are signs, not only pollution in these rivers, but also the amount of the water now decade by decade reducing.
So, this is serious sort of matter.
I think the whole northern India and also central China and also Burma and Bangladesh areas and all the Pakistan, I think together over one billion human being's life depend on those river that come from Tibet.
So, preservation of Tibetan ecology is, not only interest for six million Tibetan people, but also over billions of human beings lives, their interest.
I think that's very very important... one thing.
Then preservation of Tibet culture Buddhist culture is culture of peace, culture of non-violence, culture of compassion, isn't it?
Now there's more and more of Chinese really showing interest about Tibetan Buddhist culture you see very
very encouraging.
So, preservation of Tibetan Buddhist culture is also part of preservation of peace.
It's very very important.
So I very much appreciate it.
Thank you.
------------------------------------------
投稿情報: 16:37 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
忘年会の予定が入ったり、お歳暮を贈ったり届いたり、
年賀状も、大掃除も....。
すこしづつ身辺があわだたしくなってきましたね。
ノーベル賞の授賞式。
すばらしいぃぃ.....
ドレスにティアラ、タキシードに白の蝶タイ.......
すてきさにうっとり、うとぉぉりしましたね
そして、想いだします...。
(↑ といっても実際にオンタイムでは見ていませんでしたから、その後の報道、いろんな画像を見ての記憶ですが)
1989年。
ノーベル平和賞、ダライラマ法王が受賞。
------------------------------------------
国王陛下、ノーベル委員会メンバーの皆様、兄弟姉妹の皆様。
ノーベル平和賞受賞のため、本日ここで皆様とお会いできますことを私は大変に嬉しく存じております。
皆様がこの重要な賞をチベットから参りました一介の僧侶に与えてくださることに対し、私は光栄に感ずると同時に謙虚な気持ちで深く感動致しております。
私は、決して特別な人間ではないのです。
この授賞は、仏陀、そしてインドとチベットの善知識の教えに従い、私が実践しようとする利他心、愛、慈悲、非暴力の価値が認められた結果であると思います。
世界各地で抑圧の憂き目にあっている人々にかわり、また自由のために戦い世界平和のために活動している全ての人たちのために、私はこの賞を深い感謝の念をもってお受けします。
私はこの賞を、非暴力の活動をもって変革をめざすという現代的伝統の基礎を築いた人物 、マハトマ・ガンジーへの賛辞としてお受けします。
ガンジーの一生は、私に多くを教え励ましてくれるものでした。
そしてもちろん、私はこの賞を600万のチベット人、つまりチベット本土の勇敢なる我が同胞-過去、現在にわたり多くの苦難を耐え続けてきている人々にかわってお受けします。
チベットの民族と文化の独自性が計画的、組織的に破壊されようとしています。
この賞は、私たちの武器である真実、勇気、決意の力でチベットは解放されるだろうという信念を確固たるものにしてくれます。
世界のどこの人であろうと私たちは基本的に同じ人間であります。
私たちは皆、幸福を求め苦痛を避けようと努力します。
私たちは、等しく人間としの欲求や関心を持っております。
私たち人間は総じて、自由、及び自らの運命を決める権利を個人としても民族としても求めています。
これが人間の本質なのです。
東欧やアフリカをはじめ、世界各地で起こっている大きな変化は明らかにそのことを示しています。
今年(89年)の6月、中国では、民主主義を求める民衆の運動が軍事力で無残にも打ち砕かれてしまいました。
しかし、私はこのデモが無意味だったとは思いません。
なぜなら中国の人々の間で自由の精神に再び火がついたからです。
そして、世界中至る所に奔流となって流れるこの自由の精神の衝撃を中国が回避することは不可能です。
勇敢な学生とその支持者たちは、中国の指導部や世界に対し、あの大民族の人間的な素顔を見せたのです。
先週も、公開裁判の場で幾人かのチベット人に最高19年の懲役が宣告されました。
これは恐らく、本日の授賞式を控え人々を威嚇しておく意図のものでしょう。
彼らの「罪状」は、愛する祖国の独立回復に対するチベット人共通の願望を表明した、ただそれだけのことなのです。
過去40年間にわたる占領期間中、我が国民が強いられた苦痛は、よく文書に記録されています。
それは長い闘争の歴史です。
私たちの主張が正しいものであることをよく認識しています。
暴力はなお一層の暴力と苦痛を生みだすだけですから、私たちの闘争は非暴力に徹し憎悪から離れたものでなければなりません。
我が国民の苦しみに終止符を打ち、他の民族にも苦しみを与えることがないよう私たちは努力しているのです。
私が多くの機会を捉え、チベット・中国間の交渉を提案してきたのもそれを念頭においてのことです。
1987年、チベットにおける平和と人権を回復するための五項目プランの中で具体的な提案をしました。
その中には、全チベット高原を、人と自然が平和で調和を保ちながら共存できる平和と非暴力の聖域「アヒンサー地域」とすることも含まれています。
昨年(88年)私は、ストラスブールの欧州議会でこのプランを詳細にわたり説明しました。
その際に私が表明した考え方はあまりにも妥協的だとして1部のチベット人から批判されてきました。
しかし私は、この考え方が現実的で妥当なものであると信じております。
残念ながら中国の指導者たちは、かなりの譲歩を含むこの提案を積極的に受けとめていません。
もしこのような状況が続くならば、私たちの方もやむなく立場を再考せざるをえなくなるでしょう。
チベットと中国の関係が、いかなるものでも、平等、尊敬、信頼、互恵の原則に立つものでなければなりません。
ということは、チベットと中国の賢明なる指導者たちが、西暦823年の昔に締結した条約の原則に立ち戻ることにもなります。
その条件は、ラサにあるチベットで最も神聖な寺院であるチョカン寺院の正面に、今なお立っている石柱(唐藩会盟碑)に刻まれております。
その中には、「チベット人はチベットの大地で幸福に暮すように。中国人は中国の大地で幸福に暮すように…」と記されているのです。
仏教僧侶として、人類家族の全員、さらに感覚を有する全ての生き物の苦しみは無知が原因で生じるものだと、私は信じています。
人々は自らの幸福や満足を利己的に追求して他人に苦痛を与えています。
しかし真の幸福は兄弟姉妹の感覚からくるものです。
私たちは、人間どうしの、さらに私たちが共存しているこの惑星に対する普遍的な責任感を養う必要があります。
敵視する人々に対してさえも愛と慈悲の気持ちを生じるようにするために私たちの仏教が助けになることは明らかです。
しかし、信仰の有無にかかわらず思いやりの心や普遍的責任感を育むことができるのもまた確かであると思います。
私たちの生活に及ぼされる科学の影響が増大するのにつれ、宗教や精神性は、私たちの人間性を回復させる上でより大きな役割を演じるようになってきました。
この両者、科学と宗教の間に矛盾は存在しません。
それぞれがお互いに対する貴重な洞察力を与えてくれるのです。
そして、科学も仏教もあらゆる事物の根本的な単一性を説いています。環境に対する緊急かつ世界的な関心に基づき私たちが積極的で断固たる行動をとろうとするならば、いま述べたようなことを理解することがとても重要になってきます。
全ての宗教は、同じ目標、つまり人間の善を育みあらゆる人に幸福をもたらすことを追求しているのだと私は信じています。
手段は異なっているようでも目的は同じです。
私たちは、今世紀最後の10年間に入ろうとしています。
人類を支えてきた古来の伝統的な価値が復活し一層思いやりに満ちた幸福な21世紀を迎えられるだろと、私は楽観的に考えております。
私たちの全て、抑圧者も友人も含め、全員のために、私は祈ります。
人間に対する理解と愛を通じて、より善き世界の建設に成功しますように。
そうすることにより、生きとし生けるものの苦痛を、
和らげることができますように・・・
ありがとうございました。
1989/12/10 ノルウェー、オスロ での法王のスピーチ
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/1989_nobel_peace_prize.html
ダライラマ法王日本代表部事務所のサイトより転載。
------------------------------------------
ヨーロッパにいらして法王はお留守ですが、
ダラムサラではノーベル賞受賞を記念してこの日は、休日だそうです。
このスピーチを聞きたくて、「You Tube」で検索してみましたが、うまくヒットしませんでした。
ここ数日、次期大統領・バラク・フセイン・オバマ氏の勝利宣言をくりかえし聞いていたのですが、法王のお声で聞いてみたくなりました。
法王の受賞スピーチ、DLできそうなところがあったら教えてください。
投稿情報: 14:08 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
いいお天気の休日、いかがお過ごしでしょうか?
このブログ、読んでくださってありがとうございます。
「ミッシング・ピース 東京展」開催期間が11月9日で終了してから、
すでに、
ひと月たちました。
24日間のアート展。
始まってからしばらく経つと観た方の口コミが効果を発揮し、
ゆっくり・ゆっくりいらしてくださるお客さんが増え、
会期終了に向けてどんどん右肩上がりに。
会場が温かく・熱くなっていったころに、
終了!。
あぁぁぁ、
あの時点からあと2週間、
延長できたら........................................。
さらにさらに「熱い」「濃い」アート展になったのに.....とさびしいような残念なような想いを抱えて後処理をしてきました。
会計の整理もそろそろ終了。
もうすぐ、結果がわかります。
残ったのか、残らなかったのか。
残ったとしたら、
寄付できるのか。
いくら!なのか?
どこへなのか?
キリがいいので、
なんとか年内にすべて完了させて、
年内にサイトもこのブログも終了。
こうなるように進んでいます。
あと半月。
終了してしまうなら、
これだけは言っておきたい、
これだけは紹介しておきなさい....など、
ご要望・リクエストがあればお知らせください。
たのしい休日を!
投稿情報: 12:23 カテゴリー: etc | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)