オバマ氏へ送ったダライラマ法王のお手紙
2008年11 月 6日 (木)
アメリカ合衆国の大統領にオバマ氏が決定すると、
ダライラマ法王はすぐに祝福の手紙を送られた。
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法王はその中で、
「アメリカ市民が、アメリカの多様性と誰でも最高の地位に昇り詰めることができるという基本理念を体現した人物を選んだことに、私は勇気付けられた」
「アメリカの大統領選挙はいつも、世界中の民主主義、自由そして機会均等の原則を信じる人々を勇気付ける大きな源泉である」と語り、
キャンペーン中に示した、彼の「決意と正義感に基ずく勇気」、チャレンジを受けた時の「優しさと冷静さ」を讃えた。
今年春の電話会談のことを思い出しながら、
「これらのあなたの根本的特質はチベットの現状へのお心遣いにも現わされていた」とコメントし、
「アメリカ合衆国の大統領として、あなたはもちろんこれから大きな責任と困難に立ち向かわなければならないことでしょう。
しかし一方で、今もなお人間としての基本的最低の要求のために戦い続ける何百万人もの人生に変化を創り出すことのできるであろう、多くの機会を持つことでしょう。
どこに居ようと、そのような人々のことを忘れず、そのような人々のために働かれますように」
と訓戒された。
法王とオバマ氏は2005年に出会っている。
キャンペーン真っ最中の7月にもオバマ氏は個人的手紙を法王に送り
「私は引き続き法王とチベット人の権利を支持する。
あらゆる宗教に所属する人々が法王の行動とその理念を称賛している」と語り、
法王に至上の敬愛を示し、チベット人たちの正義と自由の戦いを支持することを表明している。
興味のある方はこちらの英文へ
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裏ルンタの中原さま、
いつも転載させていただき、ありがとうございます。
初めまして、まだ法王の講演会やミッシングピース展の感動が冷めない中、働く理念のメッセージ…私にも勇気をもらいました。
投稿情報: 森悦子 | 2008年11 月 8日 (土) 04:55