« 「 Easy Spirit 」法王さまのオーラ | メイン | 父・波止場さんと息子・波止場さん »

シャボン玉、ふわぁぁぁぁ~

2008年11 月 3日 (月)

sun

この作品。

1023_galdeano01

非常にわかりにくい、のです。

--------------------

左のはしご、その上の小さな機械。

これが、作品です。

右手の塀のようねものは、この際、忘れてください。

屋外に、設置してあります。

下には、水がはってあります。

はしごの上の機械から、

時折、

シャボン玉がふわぁぁぁぁぁ~っと出てきます。

ふわぁぁぁぁっ。

ふわぁぁぁぁっ。

ふわぁぁぁぁっ。

こう順調に出る時もあれば、

ふわぁぁぁぁっ。

これでおしまいの時も、

ふふふふわぁっ。

っと、いう時も。

ふふふふふ.....。

っと、いう時も。

mist

つまり、

不定期。

予測不可能。

法則性が読めない。

typhoon

作者は、

Juan Galdeano / ファン・ガルディアーノ。

「無限は、単純さの中にのみ見いだせる。

真の悟りを求め、類い希なアートを創出しようではないか。

論理に支配されている受動的な主体ではなく、エネルギーがほとばしるアートを創ろう。

意味をなすアートを生み出そう」

そう言うガルディアーノさんのこの作品。

はかなく、

けれど、確かに、

つかの間、存在するものの、

すぐに消えてしまう.....。

mist

人の一生にも重なる....。

-----------------

この作品、

設置も並々ならぬ苦労でした。

が、

展示を一定に保つのも、た・い・へ・ん!

1023_mizuno01

ギャラリーの水野さんが特殊な溶液を入れ替え、

つまりがないよう整え、

っと、なかなか手がかかります。

記録として撮影するにも、ひと苦労。

1023_tanaka01

1023_tanaka03

水につかりながら撮影。

しかも太陽光線の具合で、写らない、写りにくい!

撮ってくださっているのは、「ミッシング・ピース 東京展」の写真をボランティアで撮ってくださっている、

写真家・田中良知さん。

この場を借りて、お礼、申し上げます。

田中さん、ありがとうございます。

----------------

きのうのこと。

会場入り口にお客様がたまって、

17~8人がいた時に、

ふと、

誰かがこのシャボン玉が出ていることに気がつき、

「あらっ、きれいっ.....」

と言いました。

その声でほかのお客様もスタッフも気づき、

「うわぁ、きれい!」

「あらぁぁぁ~」

っと、いろんな声があがり、

誰かが拍手をすると、

つられて全員が拍手をして、

すばらしい「時」を過ごしました。

あの時、たしかに、あの場所にいた人はみんな、

とっても

幸せで、

平和でした。

flair

この作品、なかなかの「曲者」です。

まず、作品だと気づきにくい。

気づく人は、きっと、ゼロでしょう。

外だし、

なにせ「はしご」と「機械」だし。

eye

みなさまがいらっしゃる時にうまくシャボン玉が、

舞っててくれますように......。

heart

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
https://www.typepad.com/services/trackback/6a0120a72816ce970b0128762afeef970c

Listed below are links to weblogs that reference シャボン玉、ふわぁぁぁぁ~ :

コメント

仁美

「ミッシング・ピース 東京展」
出展作品に刺激を受けたことはもちろんですが
会場内に書かれていた言葉の数々にとても感銘を受けました。

準備期間二年間、どれほどのご苦労があったことかと
拝察致します。
少しでも多くの方が会場に足を運び
ミッシングピースの世界に触れてくださるといいなと
思っています。

下の記事にあった法王の靴、会場にうかがった時に
手をかざしてパワーをいただいてきましたっっ

来日中のダライ・ラマ法王
産經新聞にも記事が出ていましたし
昨夜はテレビのインタビューでお姿を拝見しました。

ミッシングピース東京展あと数日ですが
どうかお疲れが出ませんように。

実行委員 み

仁美さま

あたたかい言葉、ありがとうございます。

そう、あと5日間です。

まだまだあきらめず、たくさんの方に見ていただけるよう、可能な限り動きます。

お知り合いにお知らせください。

この記事へのコメントは終了しました。

3