シャボン玉、ふわぁぁぁぁ~
2008年11 月 3日 (月)
この作品。
非常にわかりにくい、のです。
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左のはしご、その上の小さな機械。
これが、作品です。
右手の塀のようねものは、この際、忘れてください。
屋外に、設置してあります。
下には、水がはってあります。
はしごの上の機械から、
時折、
シャボン玉がふわぁぁぁぁぁ~っと出てきます。
ふわぁぁぁぁっ。
ふわぁぁぁぁっ。
ふわぁぁぁぁっ。
こう順調に出る時もあれば、
ふわぁぁぁぁっ。
これでおしまいの時も、
ふふふふわぁっ。
っと、いう時も。
ふふふふふ.....。
っと、いう時も。
つまり、
不定期。
予測不可能。
法則性が読めない。
作者は、
Juan Galdeano / ファン・ガルディアーノ。
「無限は、単純さの中にのみ見いだせる。
真の悟りを求め、類い希なアートを創出しようではないか。
論理に支配されている受動的な主体ではなく、エネルギーがほとばしるアートを創ろう。
意味をなすアートを生み出そう」
そう言うガルディアーノさんのこの作品。
はかなく、
けれど、確かに、
つかの間、存在するものの、
すぐに消えてしまう.....。
人の一生にも重なる....。
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この作品、
設置も並々ならぬ苦労でした。
が、
展示を一定に保つのも、た・い・へ・ん!
ギャラリーの水野さんが特殊な溶液を入れ替え、
つまりがないよう整え、
っと、なかなか手がかかります。
記録として撮影するにも、ひと苦労。
水につかりながら撮影。
しかも太陽光線の具合で、写らない、写りにくい!
撮ってくださっているのは、「ミッシング・ピース 東京展」の写真をボランティアで撮ってくださっている、
写真家・田中良知さん。
この場を借りて、お礼、申し上げます。
田中さん、ありがとうございます。
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きのうのこと。
会場入り口にお客様がたまって、
17~8人がいた時に、
ふと、
誰かがこのシャボン玉が出ていることに気がつき、
「あらっ、きれいっ.....」
と言いました。
その声でほかのお客様もスタッフも気づき、
「うわぁ、きれい!」
「あらぁぁぁ~」
っと、いろんな声があがり、
誰かが拍手をすると、
つられて全員が拍手をして、
すばらしい「時」を過ごしました。
あの時、たしかに、あの場所にいた人はみんな、
とっても
幸せで、
平和でした。
この作品、なかなかの「曲者」です。
まず、作品だと気づきにくい。
気づく人は、きっと、ゼロでしょう。
外だし、
なにせ「はしご」と「機械」だし。
みなさまがいらっしゃる時にうまくシャボン玉が、
舞っててくれますように......。
「ミッシング・ピース 東京展」
出展作品に刺激を受けたことはもちろんですが
会場内に書かれていた言葉の数々にとても感銘を受けました。
準備期間二年間、どれほどのご苦労があったことかと
拝察致します。
少しでも多くの方が会場に足を運び
ミッシングピースの世界に触れてくださるといいなと
思っています。
下の記事にあった法王の靴、会場にうかがった時に
手をかざしてパワーをいただいてきましたっっ
来日中のダライ・ラマ法王
産經新聞にも記事が出ていましたし
昨夜はテレビのインタビューでお姿を拝見しました。
ミッシングピース東京展あと数日ですが
どうかお疲れが出ませんように。
投稿情報: 仁美 | 2008年11 月 4日 (火) 07:56
仁美さま
あたたかい言葉、ありがとうございます。
そう、あと5日間です。
まだまだあきらめず、たくさんの方に見ていただけるよう、可能な限り動きます。
お知り合いにお知らせください。
み
投稿情報: 実行委員 み | 2008年11 月 4日 (火) 09:27