ジンガロのバルタバスさん
2008年4 月 1日 (火)
ジンガロ/ZINGARO の主宰者、バルタバス/BARTABAS さんが「ミッシング・ピース 東京展」を応援してくださいました。
2ヶ月の香港公演を終えて、来年1月2月の東京公演にむけて準備のためパリへの帰路、3泊で東京にいらしたバルタバス氏に会いました。
一昨年の作品はチベット語で「風の馬」を意味する「LUNGTA」でした。
来年の作品は「ジプシー」を意味する「BATTUTA」
http://www.zingaro.fr/v2/eng/index.php
「鬼才」「甘美な魔法を紡ぐ創造主」「異端児」「美しき野蛮人」「現代のシャーマン」
さまざまな呼び方をされるバルタバス氏、実際にお会いしてランチをご一緒して、銀座の街を歩きました。
やはり、「謎」のヒトでした。
鬼才でもなんでもなく、ふつー、なのです。
ふつーのヒト、ふつーの男のヒト。
世界的なアーチストといる...という緊張感がゼロ。
昔からよく知っているヒトのような安心感すらあって、ほとんど話すことなく並んで歩いていました。
と、こちらにそう、感じさせてくれるのです。
一昨年もそうでした。
公演後、ご一緒にごはんを食べることになりました。
馬のそばにいたいという理由で木場周辺のウィークリーマンションに仮住まい、そこから劇場まで借りた自転車で通っていました。
お気にいりの居酒屋に行こうと雨の中、こちらがセカセカ歩かなくてすむように、並んで、ふらぁりふらぁりと自転車を操ってペースをあわせてくれるのでした。
時々、「だいじょうぶ?」といった顔でこちらをみて、
「だいじょうぶ」という顔をすると、また、ふらぁりふらぁり。
ごくなんでもない居酒屋に着きました。
しょっちゅう来ているらしく、バルタバスさんが座ると自動的に升酒が出てきます。
はじっこに盛られた塩をなめなめ升酒をちびりちびり。
かなり、無口、です。
銀座でもそうでした。
偶然きものを着ていて、大股で歩いて速いバルタバスさんに着いていくのにチョコマカ歩きになってしまうわたしに、
「そんな歩き方でだいじょうぶ?」と笑った顔でみて、わざとゆぅ~っくり、歩いて、わらっています。
「鬼才」「甘美な魔法を紡ぐ創造主」「異端児」「美しき野蛮人」「現代のシャーマン」
↑ ここに、「ふつーのやさしい男」というのも加えたいと思いました。
そんなバルタバスさんが「ミッシング・ピース 東京展」に関してメッセージを書いてくれました。
ホテルの部屋でひとりで書くとおっしゃっった、メッセージ。
どんな言葉が、どんな文字で書かれているのか、たのしみです。
届きましたら、ここで、紹介いたします。
歌舞伎の女形を観たいと歌舞伎座へと歩いていくバルタバス氏。
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