スローダウン
2008年12 月15日 (月)
こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
毎日、毎日更新していたこのブログ、「終わり」に向けてスローダウンしております。
11日に書きましたブログにコメントをいただき、
ダライラマ法王のノーベル平和賞受賞スピーチが見られるYou Tube を教えていただきました。
「ともこ」さま、ありがとうございました。
何回か、見ました。
最近の法王猊下に比べるとうんと低いお声です。
最初から最後までチベット語で話されています。
YouTube: Dalai Lama Retrospective
比較して味わうことができるように、
もうひとつ画像を載せてみます。
2006 年11月来日された時、
ミッシング・ピース東京展開催に向けてがんばりなさいと励まして言ってくださった様子を見てください。
もちろん皆が「平和」を望んでいます。人間だけでなく動物も、成長を好んでいると思います。春には鳥や動物や人間、すべてが新鮮な気持ちです。
すべてが、成長しているからです。
秋と冬は、休んでいます。
ですので、平和とは繁栄しているということです。
60億の人間の大多数は「平和」を望んでいると思います。
自分たちの人生において混乱を望む人などいません。
しかし、時々、目先の小さな利益、または権力への関心、経済的な利益、それも、
ほんの少数の人のための利益のために、何百万人もの罪もない人々に混乱がもたされます。
ですから、私たちの平和のための努力はほんとうに崇高な行為です。
そして、チベット問題。
第1に、私たちは非暴力の手段を厳しくつらぬいています。
必ずしも暴力を通じての戦いではなく、非暴力で平和的な方法によっても可能であることを私たちは世界に実際に示しています。
私はしばしば言うのですが、人々はほんとうに「平和」を求めています。
であるなら、非暴力の手段での戦いが成功するように支援すべきです。
この頃はチベット人でもだんだん多くの人が私に、非暴力、中道のやり方の結果はどうなんだと言い、オープンに批判します。
私たちに対する批判は増しています。
平和を促進するためには、非暴力でも問題を解決できると気づかせるために、なんらかの結果をもたらすこと、非暴力な方法で闘っている人たちが何らかの結果を達成することが不可欠です。
でなければ、武器を手に取らないと目的を達成できないとしばしば言うのです。
再びチベット問題ですが、見ての通りチベットは地理的にインドと中国の間にあります。
この二つの国は一番人口の多い国です。
この二つの国が、互いの信頼の元で真に友好的な関係にあることがアジアと、最終的には、世界の平和のためにとても重要です。
チベットの問題が現在のままである限り、中国の心は疑念で満ちています。
彼らは不安を感じているので、大量の軍隊をチベットに置かざるを得ないのです。
そして、インド人の心にも疑念を生み出します。
ですから本当のチベットの正常化、中華人民共和国の中で真の自治権を得られたら、
チベット人たちは満足しそれを通じて真の安定が育まれる。
そして、中国の軍を縮小することができる。
それがインドと中国の間に真の信頼を作り上げるのにとても重要な状況だと私は思います。
チベットの環境も、また、とても重要です。
中国からパキスタンまでの主要な河の源流はチベットです。(自然環境の保護が大切です)
すでにこれらの河は汚染されてるだけでなく、水の量も10年ごとに減っています。
とても深刻な問題です。
北インド全域と、中国の中心部、ビルマ、バングラデシュ、パキスタンなどの領域で10億人の人間の生活がチベットから流れてくるこれらの河に依存しています。
ですから、チベットの環境保護は600万人のチベット人の利益のためだけではなく、
10億人以上の人間の利益のためでもあります。
これはとても大切だと思います。
チベットの仏教文化の保存は、平和の文化、非暴力の文化、慈悲の文化の保存ですよね。
今はより多くの中国人がチベットの仏教文化に関心を示しています。
とても勇気付けられます。
ですから、チベットの仏教文化の保護は平和の保護の一環でもあります。
これはとても大事です。
ですから、あなたたちのチベットへの関心はとても平和とつながっています。
ですので、私はとても感謝しています。
ありがとう。
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English
Peace, of course, everybody wants.
I think, human nature, even animals loves growing.
So, spring time, birds, animals, human beings, everybody you see
also the fresh feeling because of everything growing.
Autumn, winter, even animal then they remain more rest.
So, peace means flourishing.
So I think, six billion human beings, perhaps very few people otherwise
majority, all want peace.
Nobody wants disturbance in their life.
However, sometimes I think for small interest for immediate gain or
for interest for power, interest for economy, interest for few people's benefit.
Then sometimes, this brings disturbances to millions of innocent people.
So therefore, our effort for peace is really very very noble work.
And then Tibet issue.
Firstly, we strictly follow non-violence.
That means we are actually showing to the world struggle not necessarily
through violence, just a struggle can be through non-violent way through
peaceful way.
So, I often telling people in many cases, people really want peace.
If that is the case then those struggle for non-violent ways we should help
them their struggle should be successful.
Otherwise nowadays among Tibetans also now, more and more now say
openly and critisize me what is the result of Non-violent way, middle way ?
More and more criticism towards us.
So, in order to promote peace, it is very very logically very essential
to bring some result, to achieve some result (for) those people who carry
struggle through non-violence so that the rest of the other people
then feel oh through non-violent we can solve the problem.
Otherwise people often say unless take arms you cannot sort of achieve goals.
And then also with Tibet issue, because of Tibet's geographical position
between India and China.
these two nations are most populated two nation.
So, genuine relation friendship on the basis of mutual trust between
these two are very important for the peace of Asia and finally peace of the world., very very essential.
So (as long as) unless Tibet issue remains like today in the Chinese mind...
as long as the presence of situation, the Chinese mind full of suspicion.
They feel unsafe, therefore they have to put a large number of soldiers in Tibet.
That automatically creates suspicion among Indian mind.
So, genuine normalcy of Tibet within the (People's) republic of China full autonomy then Tibetans get satisfaction and through that way genuine normalcy will develop.
Then Chinese soldiers can reduce.
That is one important sort of I think the aspect to build genuine trust
between India and China.
And then Tibetan environment also very very important.
Since all major rivers which cover China up to Pakistan all these major rivers
their ultimate source comes from Tibet.
So, preservation.
Already there are signs, not only pollution in these rivers, but also the amount of the water now decade by decade reducing.
So, this is serious sort of matter.
I think the whole northern India and also central China and also Burma and Bangladesh areas and all the Pakistan, I think together over one billion human being's life depend on those river that come from Tibet.
So, preservation of Tibetan ecology is, not only interest for six million Tibetan people, but also over billions of human beings lives, their interest.
I think that's very very important... one thing.
Then preservation of Tibet culture Buddhist culture is culture of peace, culture of non-violence, culture of compassion, isn't it?
Now there's more and more of Chinese really showing interest about Tibetan Buddhist culture you see very
very encouraging.
So, preservation of Tibetan Buddhist culture is also part of preservation of peace.
It's very very important.
So I very much appreciate it.
Thank you.
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ダライラマ法王様のノーベル平和賞受賞のスピーチを初めて動画で見ることが出来ました。私がダライラマ法王様に出逢ったのは、もう少し後だったので、とても嬉しいです。「ミッシング・ピース東京展」へのメッセージもありがとうございます!
木内みどりさんのスローダウンしていくブログを見るのは、とっても寂しいけれど、そこにはみどりさんが私達のために伝えたいメッセージが溢れていて心が熱くなります。ありがとうございます。
楽しいクリスマスを!
投稿情報: sono | 2008年12 月21日 (日) 13:30