ビル・ビオラ/BILL VIOLA
2008年2 月23日 (土)
今日も、アーティストの紹介をします。
ビル・ビオラ/BILL VIOLA
ナム・ジュン・パイクとともにビデオ・アートを代表するアーティスト。
2006年に六本木ヒルズ・森美術館にて開催された「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」。
この展覧会は1980年に一年半日本に暮らしたビル・ビオラが日本の文化や人びとへの「贈り物」としてお返ししたい...とタイトルも「Hatsu-Yume」という、大きな展覧会だった。
森美術館のサイト:http://www.mori.art.museum/jp/index.html
この中の、「音声・動画コンテンツ」→「2006」とたどるとビル・ビオラ本人のメッセージを見ることができ、彼の経歴、これまでの作品などを知ることができます。
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この時のビル・ビオラ展を見た方の中で、こんな感想をブログに書かれた方がいます。
以下、「deepjazz」さんのブログ「DEEPLOG」より許可をいただいて転載します。
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週末、六本木ヒルズの森美術館に、
Bill VIOLAのヴィデオアートを観に行ってきました。
結論から言って、衝撃的な作品の数々でした。
強烈なパワーを持った作品なので、元気な人にオススメです。
全部見終わった後はドッと疲れますので。
作品のほとんどは極端なスローモーションを駆使しており、
単なるヴィデオ映像をルネッサンス絵画のような格調高いものに
昇華させています。
映画の中でのスローモーションは、印象付けたいシーンで用いる
技法ですが、Bill VIOLAの作品でも、ちょっとしたまばたき等、
ほんの小さなしぐさ一つ一つが印象深い事柄のように見えてきます。
また作品の大半が、苦悩や悲しみ、怒りなどの重めのテーマを
扱っており、映像のレイアウトなどから見ても、カトリックなどの
宗教絵画からインスピレーションを受けたのだろうと感じました。
とにかくあまり体験したことのない奇妙な世界観です。
気力、体力共に充分な方(笑)、
Bill VIOLAの世界をぜひ一度体験してみてください。
http://deepjazz.blog51.fc2.com/
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http://www.ntticc.or.jp/About/Collection/Video/Bill_V/index_j.html
ICC内でも映像が観られます。
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今回の「ミッシング・ピース 東京展」でのビル・ビオラの作品は、
「Bodies of Light,2006」と題された2分6秒のビデオ
Bodies of Light,2006
Video diptych
2 minutes,6 seconds
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以下の画像は、森美術館の許可をいただいて掲載しています。
Bill VIOLA Photo: Kira Perov
《クロッシング》1996年 Photo: Kioku Keizou
《ラフト/漂流》2004年 Collection: The Ella Fontanalas Cisneros Collection, Miami Photo: Kira Perov
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