TCV創立記念日
2008年10 月28日 (火)
10 月 25 日は、 TCV 、 チベタン・チルドレンズ・ビレッジ、チベット難民こども村の創立記念日でした。
こども達の教育をなによりたいせつになさる法王猊下は、
TCV の創立記念日は、
必ず、
ダラムサラにおいでになって、記念式典に参加されると聞きました。
インドの各地に点在している難民こども村で暮らすすべてのこども達が、
創立記念日のこの日だけは、
全員、
ダラムサラの TCV に集結するのです。
チベット人の「将来」を担うのは、ここに集うこども達です。
胆石手術をぶじに終えてダラムサラにお戻りになった猊下のお元気なお姿を拝見したいといつにも増して、たくさんの人びとが沿道に集まったそうです。
TCV にお着きになった、法王猊下。
↓ 胸がいっぱいになるこの写真、
こども達が人文字を形づくっているその言葉、
「 TIBET WILL NEVER DIE 」
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この時の猊下のスピーチ。
「我々が亡命して、50年が経とうとしている。
人生に例えるなら50年は長い。
私はこんなに長くなるとは思っていなかった。
59年の3月16日にラサを離れた。
我々は帰るという目的のがあって今ここにいるのだ。
私ははじめから寺を建てることより学校を建てることに熱心だった。
仏教だけを知っているとか、西洋式の学問だけを学んだものは、半分の知識しかないことになる。この両方を合わせた知識が求めるべきものだ。心を知り外を知るのだ。
今特に、チベット社会には、現実に即した知と意味を知る行動が求められている。
今年チベットでは僧侶のみならず、老若男女、あらゆる職種の人々が、中国に対して立ち上がった。
中国政府は今回も期待はしたが、結局またも現実を認識しようとしなかった。
中国のように口では民主、現実は独裁という嘘はよくない。
チベットは口先ではなく真に民主的でなければならない。
そういう意味でも、近々行われる会議には期待している。
二週間ほど前に手術をしたが、今はいたって元気だ。心配しないでくれ。
胆石を取っただけだ。これは昔からあった石だがもうない。
ダラムサラに帰って来た時には大勢の人たちが迎えてくれてうれしかった。
入院中には多くの人が集まり私のために祈祷してくれたと聞く。
気を使ってくれてありがとう。
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すべて、
チベットNOW@ルンタ さんから
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