撤去・搬出........................
2008年11 月10日 (月)
11月9日、 午後5時15分過ぎころ。
すべての部屋から入場者がーいなくなったことを確かめた
撤去・搬出を請け負ってくれている業者さんのチーフが、
「おつかれさまでした」のご挨拶をしていた
わたしたちのところにやってきた。
わたし、スタッフ、シルバーさんたちの人の輪に入り、
両手をもんで言った。
「ではよろしいですか...?」
.................................
まるで、斎場でのことのようだ。
もうこれでお別れの時間は過ぎました、
いよいよ、焼き場のあの位置に入れます,,,というタイミングで
言われる葬儀やさんの言葉。
「ではよろしいですか...?」
.....................................................
.....................................................
「はいっ、お願いします」
.....................................................
と言ったら、
こみあげてきた。
.....................................................
一斉に撤去・搬出の人々、10数人が動き出した。
それぞれの担当の位置へ。
.....................................................
「ミッシング・ピース 東京展」
終了。
.....................................................
おわり。
.....................................................
どの絵も、
どの写真も、
どの立体も、
どんどん片づけられていく。
両手で顔を覆ってこぼれる涙を隠していた。
娘が近づき、
背中をとんとん、してくれる。
ここで泣きじゃくる訳にはいかないと、
ぐっとこらえたつもり。
娘は、とんとんしたり背中をさすったりしてくれ、
夫もやさしい言葉をかけてくれ、
おかげで、すぐに、立ち直りました。
さあっ、
かたづけ、
かたづけ。
どんどん、かたづけました~
たくさんの友人が手伝ってくれて、
どんどん、
どんどん、
進み、
一時間ちょっとで、
終了。
...............................................
「ミッシング・ピース 東京展」はなくなり、
なにもかもすっかり消えて、
代官山ヒルサイド・テラス、貸し会場の姿になっていきました。
..........................
すっかり、
終わりました。
コメント