THE MISSING PEACE（ミッシング・ピース） - オフィシャルブログ

写真家、野町和嘉さん

おとといの国技館。

ダライラマ法王と同じ空間・時間にいられて、

お話が聞けて、

うれしいことばかりでした。

それに、もう一つ、

うれしいことがありました。

野町和嘉さんとお話しできたこと。

(C)Copyright 2005 Kazuyoshi Nomachi. All Rights Reserved.

もう２０年以上も前のこと。

この写真をはじめて見た時、釘付けになりました。

ほんとに、釘付け状態。

見つめて、見つめて。

いつまでも、見つめていた。

................................................

ただ、見つめていました。

そして、「野町和嘉」という名前を覚えた。

それ以来、

ナイル、

エチオピア、

モロッコ、

アンデス、

チベット、

インド、

野町さんが撮影される写真をみるたびに、

自分も野町和嘉さんが撮る「辺境」が好きなんだと、

自覚しました。

テレビの仕事をするようになって、

ドキュメンタリーにも関わるようになり、

いろんな外国に出かけました。

一年に１２回、海外取材という年もありました。

－－－－－－－－－－－－－－

そのあこがれの野町和嘉さんがきのうの国技館にいらしたのです。

たくさんのカメラマンが、たぶん、２０人くらいいたのですが、

やはり野町和嘉さんは目立ちます。

スケールなのでしょうか。

思わず駆け寄り、

自分を名乗り、しっかり、名刺交換してもらいました～

ダライラマ法王の言葉に野町和嘉さんが撮ったチベットの写真で構成された

本が出ています。

「ゆるす言葉」

もちろん、この夏、発売され時、すぐに買いました。

「1980年代から撮りためてきたチベット厳選作品」

ほんとに、信じられない風景です。

おすすめです。

野町和嘉さんのオフィシャル・サイト。

http://www.nomachi.com/

すばらしいムービーがありました。

http://www.nomachi.com/mov/mov.cfm

この中の「チベット」だけでも見てください。

す・ば・ら・し・い。

槇文彦さんとお嬢さん

ああぁぁぁっ、知らなかったぁぁ。

すばらしいぃぃ。

なんてことだぁ。

あのね、

「ミッシング・ピース　東京展」を開催させていただいている

代官山ヒルサイド・テラス、

これが、建築家、槇　文彦氏の作品だってことは知っていました。

「ミッシング・ピース　東京展」実行委員長で、

わたしが一緒に暮らしている人でもある水野誠一さんは、

代官山ヒルサイド・テラスの住人でもあるので、

わたしもこの１０数年、この建物に出入りしていましたから。

ヒルサイド・テラス、

ほんとに、お洒落です。

豊かです。

いつまで経っても新鮮です。

オトナです。

それは、ひとえに建築家の力だと、わかっていました。

でもって、今回の「ミッシング・ピース　東京展」。

ヒルサイド・テラスで開催できることになってから、

ただ通りすがるだけでなく、

ここを利用する立場として、

身内として、

ヒルサイド・テラスで時を過ごすことが多くなりました。

ヒルサイド側の担当・坪井みどりさんとも、

打ち合わせすることが多くなり、

無駄なお喋りもするようになり、

近しくなったある日、

知りました。

坪井みどりさんが槇　文彦さんのお嬢さんだって。

あぁぁぁ、そうだったのぉぉ。

なんだか建築界の巨匠が一気に身近に感じて、

ネットで調べてみました。

槇　文彦さん、すごい！です。

驚きました。

－－－－－－－－－－－－－－－－

東京大学工学部建築学科（1952年3月卒業） でもって、

ハーバード大学大学院建築修士課程（1954年6月修了） ですよ！

でもって、

1956年～61年　ワシントン大学準教授
1962年～65年　ハーバード大学準教授
1979年～89年　東京大学工学部建築学科教授

ですよ

でもって、

一級建築士

ドイツ政府公認建築家

新日本建築家協会会員

アメリカ建築家協会（AIA）名誉会員

王立英国建築家協会（RIBA）名誉会員

チェコ建築家協会名誉会員

メキシコ建築家協会名誉会員

ドイツ連邦建築家協会名誉会員

アメリカ芸術科学アカデミー（AAAS）名誉会員

欧州科学芸術アカデミー名誉会員

フランス建築アカデミー名誉会員

ですよぉぉ。

このヒルサイド・テラスで

「ミッシング・ピース　東京展」を開催できたことを

今更ながらラッキーだったことを痛感しています。

槇先生、ありがとうございます。

坪井みどりさま。

こんなコミュニケーションになったその翌日が最終日だなんて。

人生は、味わい深い！！ですね。

明日の、最終日、

どうか、よろしくお願いいたします。

みどり

チベット国旗が日本国旗とならんでいる

きのうのブログで、

国技館の屋根にチベット国旗がはためいたことを書きました。

未だかつてなかったことのように思います。

今まで、チベット国旗を目にするのは、

画像で、

携帯ストラップとして、

T シャツとして、

旗そのものを体に巻いたり、

掲げたり、

ニット帽になっていたり、

バッグにプリントされていたり、

↑　ビビアン・ウエストウッドが来春のコレクション発表のステージで

モデルにチベット国旗がプリントされたトートバッグを持たせていた！！

このブログでも１０月２日に紹介しました。

おとといの国技館。

屋根の上には、

日本国旗、チベット国旗、国技館の旗。

３つが並んで、風をうけていました ! ! !

内田尚洋さん。

瀬戸理恵子さん。

写真を送ってくださり、ありがとうございます。

どんな経緯でできたことか。

誰が発案して、誰が許可したのか、

知りたい....です、ね

チベット国旗

きのうの国技館。

ひとつ、日本で初めての出来事がありました。

あの国技館の建物、

あの屋根にチベット国旗がはためいたのです。

どういう経緯でそうなったのかご存じの方がいらしたら教えてください。

[email protected]

こちらにメールをいただけたらうれしいです。

写真を撮った...という方がいらしたら、最高です。

お待ちしております。

ダライラマ法王をお見送り

朝、９時。

都内のホテル。

インドにお帰りになる法王さまをお見送りに行ってきました。

在日チベット人の方達、

関係者、

ひと目、法王さまを見たい人　←わたしもこのひとり、

多くの人で、すでに、ホテルはざわついていました。

が、早めに着いて時間があるのでコーヒーショップでお茶。

チベット問題を考える国会議員連盟の創設者、

牧野聖修さんたちと気楽なお喋りをたのしみました。

牧野さんがシアトルで法王さまご一行に随行してらした時のお話し。

「そりゃぁ、すごいよ。

アメリカって国の威信をかけて法王さまをお守りしているって感じ」

「空港からホテルまで、６０台の白バイが先導するのよ。

車が前に４台、後ろに４台で法王の乗られた車を守るの」

「ホテル前には警官がずらりぃぃっと並んでいて、

直立不動」

「シアトル滞在中は、ニュースの一番は法王さま。

どこに行ったとか、どんな発言をしたとか、

かならずトップ・ニュース」

玄関前に移動。

それからも２０分は待っていた。

が、ついに、その時、has come 。

たくさんのホテルの従業員や、在日チベット人や、関係者や、

その他もろもろ人の熱い熱いお見送りに手を挙げて応えて、

車に乗り込まれ、

前に一台の先導車、

うしろに随行員全員が乗ったマイクロバスを従えて高速方向に走り去りました。

シアトルとは、ちがうなぁぁ。

金曜日は９時まで、夜の。

本日、

11 月 7日金曜日。

花の金曜日、ハナキン。

古っ！　

TGIF。

Thank God Its Friday。

そう、金曜日、

「ミッシング・ピース　東京展」は午後９時まで、です。

働く人にとって、

ウィークデイの夕方７時に終わる展覧会にはなかなか行けない、

がんばって行っても会場に着けるのはせいぜい、午後６時半。

これじゃぁ、閉館の午後７時まで３０分しかない....。

そんな方々のために、「ミッシング・ピース　東京展」では、

金曜日は午後９時までやっております。

今日の金曜日がラスト ! ! ! です。

ぜひぜひ、いらしてください。

１９歳の感想

読んでください。

１９歳の少女、というか女の子というか、

あっ、

女子大生、

そう、１９歳の女子大生の mixi 日記、です。

いってきた-!

雰囲気がオッシャレ-であたしなんかがいていいんですかすみませんて気になった(;・ω・)

○○さん、本当にありがとうございました…


ライブペインティングはファンのコが周りにいてなんかびじゅあるけ-を彷彿とｗ
抽象的な絵って難しいと思った!

デザイン系?なのかな?



布のテ-ブル上で音の振動で砂を動かすものがあって1日見てたいなぁと思った
坂本龍一って凄い人なのね(゜ω゜)

あと岩塩の山に水がゆ-っくり垂れて、

外側は崩れずに内側だけ水溜まりになってるのも好きだった
外国にそんな火山あるよね!

火山口が真っ青な水で一杯なの

一番凄かったのは108人?のお坊さん(宗派バラバラ)が読経してる様子が壁一面に写し出されて、それと一緒に声も一斉に聞こえる部屋!

みんな違うことを言ってるはずなのに一つの調べ?に聞こえて、その部屋から出たくなくなるくらい心地良い!

部屋の外から聴いてたときは雑音みたいだったのに

その建物が螺旋階段だったから胎内巡りした気分だった

あの空間すべてがプラスな気で満ちてて温かかったです



これだけ多くの人が平和を求めて祈ってるのに、まだ世界は追い付いてない
それが無性に悲しくなった


けど絶対素晴らしい感覚をもらうと思う から興味ある人は行くべし

彼女は「ミッシング・ピース　東京展」を見て、

友達にこのメールを送ったそうです。

読ませてもらって、ほんとにいきいきとした感想、言葉なので、思わず紹介したくなり、

彼女の了承を得て、載せました。

批評家の、

現代美術に詳しい方の批評も意義ある言葉だと思いますが、

彼女のメールのような素直な感想が、

いちばん、

伝わっていくのだと思います。

見た方が mixi やブログに書く、

メールで友達に知らせる、

確かな強さで人から人へ伝わっていく....。

口コミ。

口コミが威力を発揮するころに終了となってしまう辛さを感じています。

The Missing Peace は、

Los Angels で 2006年6月11日〜9月10日、３ヶ月。

Cicago で　2006年10月28日〜2007年1月15日、約３ヶ月。

New York では２カ所、

Rubin Museum of Art　で　2007年3月3日〜9月4日、６ヶ月。

School of Visual Arts　で　2007年7月12日〜8月22日、４０日。

San Fransisco では　2007年12月1日〜2008年3月16日、３ヶ月半。

こういう長さで開催できれば、「口コミ」が生きてくる。

ほんとの「評判」が重なっていく。

「ミッシング・ピース　東京展」は、

2008年10月17日〜11月9日、２４日間。

ごらんくださった方の生き生きとした感想が伝わって、

熱が伝わって、

じわじわとひろがっていく、

展覧会がひとり歩きし始める....。

そうなる前に終了しなければならない辛さ、悲しさを感じています。

でも、

まだ、

４日ある ! ! !

お見逃しなく。

お待ちしております。

オバマ氏へ送ったダライラマ法王のお手紙

アメリカ合衆国の大統領にオバマ氏が決定すると、

ダライラマ法王はすぐに祝福の手紙を送られた。

－－－－－－－－－－－－－－－－

法王はその中で、

「アメリカ市民が、アメリカの多様性と誰でも最高の地位に昇り詰めることができるという基本理念を体現した人物を選んだことに、私は勇気付けられた」

「アメリカの大統領選挙はいつも、世界中の民主主義、自由そして機会均等の原則を信じる人々を勇気付ける大きな源泉である」と語り、

キャンペーン中に示した、彼の「決意と正義感に基ずく勇気」、チャレンジを受けた時の「優しさと冷静さ」を讃えた。

今年春の電話会談のことを思い出しながら、

「これらのあなたの根本的特質はチベットの現状へのお心遣いにも現わされていた」とコメントし、

「アメリカ合衆国の大統領として、あなたはもちろんこれから大きな責任と困難に立ち向かわなければならないことでしょう。

しかし一方で、今もなお人間としての基本的最低の要求のために戦い続ける何百万人もの人生に変化を創り出すことのできるであろう、多くの機会を持つことでしょう。

どこに居ようと、そのような人々のことを忘れず、そのような人々のために働かれますように」
と訓戒された。

法王とオバマ氏は２００５年に出会っている。

キャンペーン真っ最中の7月にもオバマ氏は個人的手紙を法王に送り

「私は引き続き法王とチベット人の権利を支持する。

あらゆる宗教に所属する人々が法王の行動とその理念を称賛している」と語り、

法王に至上の敬愛を示し、チベット人たちの正義と自由の戦いを支持することを表明している。

興味のある方はこちらの英文へ

http://phayul.com/news/article.aspx?id=23156&article=Tibetan+leaders+congratulate+Obama%e2%80%99s+historic+victory

－－－－－－－－－－－－－－－－－－

裏ルンタの中原さま、

いつも転載させていただき、ありがとうございます。

ダライラマ法王の講演に行ってきました～

東京、両国、国技館。

講演の始まる２時間前には到着。

「ミッシング・ピース　東京展」のフライヤーをお客様に配るため、

主催者の受付であらかじめ登録しておいた旨、告げて、

「配布許可」と書かれた腕章をもらう。

１２時会場と同時に続々と入場される方達にフライヤーを手渡し。

けれど、フライヤーが３００枚、

案内葉書が３００枚くらい。

すぐになくなってしまった。

（手伝ってくださったナオミさん、ユリコさん、ありがとうございました～）

さて、客席に座って、待つ。

あと一時間半。

ほかのことだったら、こんなに待てないと思う。

けれど、法王猊下は、とくべつ。

同じ建物にいるのだ...と思うだけで、うれしい。

－－－－－－－－－－－－－－－－－

いよいよ、その時が、来た。

ダライラマ法王のご登場 ! ! !

拍手、拍手、拍手。

少し、痩せられたように感じた。

「心の本質は光」と題された講演。

まずは法王の五体投地から始まり、

短いお経を唱えられた。

「いつも話すことですが....」といって、

自分は一介の僧侶であって、

60 億人のうちのひとりで、

special power も　miaracle power もないこと、

「期待されていらした方はきっとがっかりされるでしょう...ハハハハ。」

－－－－－－－－－－

憎しみ、怒りの心を換えていくのは「思いやりの心」を育てること。

いったい、どのような感情をもった自分が健康でいられるか詳しく知ること。

愛があり、人への思いやり、慈悲の心があふれている時は、

良き感情が免疫力を高める。

破壊的感情をなくしていく訓練をするべき。

ものごと、できごとを一方から見たことで判断しないで、

６つ、

右、左、後ろ、前、上、下

６方向から見る、広い視野をもって。

古代インド哲学では「意識」を５感で説明するが、

心の機能を、

51 種類に分ける　方法と、

80 種類に分けて説明する方法とがある。

main mind は常にニュートラルで、

「素なレベル」では光明の心を持っている。

心の本質は光である。

－－－－－－－－－－

そして、

「色即是空、空即是色」を解説してくださった～。

けれど、わたしの理解力、文章力ではお伝えできないので、省略。

ぜひ、法王猊下の本を読んでみてください。

法王さまの本は、もっと、もっと、たくさんあります。

ぜひ、お気に入りを見つけて読んでください。

－－－－－－－－－－－－－－－－

講演の後、質疑応答があった。

２番目の質問がユニーク。

「わたしは大きな仕事をして、今、これから先のことを決めかねています。

たくさんの方々がアドバイスしてくれます。

自分の考えもあります。

どちらを優先させたらいいのでしょう？」

質問したのは、

北京オリンピックで柔道で金メダルの

石井慧さん。

その後もいくつかの質疑応答がありました。

モンゴルから来ているという女性の質問も猊下のお答えもすばらしいものでした。

が、わたしの古ぼけた頭がキャッチしたものはゆがんでいるかも知れないので、

ここに書くのはやめておきます。

じつに、うれしい時間でした。

じつに、しあわせな時間でした。

シルバーさん

「ミッシング・ピース　東京展」

たくさんの方々のお力で成立しています。

準備にかかわってくださったたくさんの人々。

オープニングにお力を貸してくださった多くの人々。

そして、会期が始まってから終了するまで、

毎日、

１１時から１９時まで、

金曜日は、

１１時から２１時まで。

メイン会場入り口の受付け、

第２会場の受付け、

第３会場の受付け、

それぞれの展示室の会場係り。

毎日、９名の係りをしてくださる方が必要です。

やってくださっているのは、

シルバーさん。

６０歳以上で区に登録した方々。

今回、「ミッシング・ピース　東京展」に関わってくださったシルバーさんが特殊なのでしょう。

ほんとに、評判がいいのです。

会期がはじまってすぐにその声が届きました。

「受付けが親切だった」

「あたたかかった」

「いらっしゃいませ、と言われた」

↑　美術館の受付けでこの言葉は聞かれないのだそうです。

「お荷物、預かりましょうか？と言ってくれたので助かった」

「おばちゃんがにこにこして座ってたからおばぁちゃんを思い出した」

「道を反対に歩いたらしくおばさんが追っかけてきて道案内してくれた」

ほんとに、いろいろな声を聞きます。

シルバーさん。

わたしも６０歳すぎたら登録して、

アート展の係りをするのはいいなぁぁ～と思っています。

シルバーさんのみなさま、

ありがとうございます。

「ミッシング・ピース　東京展」に関わってくださるシルバーさんが、

栃木さん、

滑川さん、

上原さん、

原川さん、

高橋さん、

宮内さん、

石原さん、

米良さん、

斉藤さん、

川上さん、

大川さん、

中島さん、

原川さん、

小室さん、

田崎さん、

大平さん、

佐藤さん、

富川さん、

篠原さん、

氷見さん、

真鍋さん、

須田さん、

みなさんだったこと、

ほんとに、

ラッキー！でした。

この場を借りて、お礼申し上げます。

ありがとうございました。